「小さないのち」小さないのちの取り組み--いのちの授業 感想文から
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坂下裕子の不定期日記 日々のささやき
小さないのちの取り組み
立石由香から事務局だより
Pfizer
2007年05月23日
いのちの授業 感想文から
 ずっと更新できずにいますが、いろんな学校からお招きいただき、お話ししています。
あとで先生が生徒の皆さんに書かせてくださって、きょう届いた感想文です。
感想をいただくのがいちばんうれしいです。
作文として書くよう指示するよりも、感じた要点を絞るよう指導していただくのがいいのかもしれないと思いました。

              いのちの講演会
            〜命といのちを見つめて〜
                           三重県立あけぼの学園高校

○講演の中で話された内容について、特に印象に印象深く感じたこと、思ったことを書いてください。

・坂下さんが子どもの話をされているとき、とても悲しいことだと思いました。しかし、亡くなるということは、悲しいだけでなく、その人の大切さとか尊さを学べることなんだと思いました。

・子どもは、親からすれば世界でたった一つの存在なんだと思いました。私が病気にかかったり、怪我をしたら、誰よりも親が一番心配してくれます。仕事から帰ってきて、自分のところに来てくれて、「ただいま。体調はどう?少しでもよくなった?」と聞いてくれます。だから私も、「大丈夫。おかえり」と返します。こんなとき、私は「お母さんの子どもでよかったな」と思います。坂下さんのお話しを聴いて、こんな些細なことで、感謝の気持ちで一杯になれるのはなぜか、わかったような気がしました。

・私の知り合いの人は、赤ちゃんを生まれる前におなかの中で亡くしました。その人の家に行くと、一番最初にその亡くなった赤ちゃんに「こんにちは」「もうすぐ○歳やな」とか話しかけます。私がそうしていると、その人は泣き出しました。私はどうしたらいいのか戸惑いましたが、気がつくと私も涙がでてきて、一緒に泣いていました。講演を聴いて、あのときのことを思い出しました。

・やっぱり命ってすごい大切なんだと思いました。大切な家族、恋人、友人は失いたくないから、いま一緒に居る時間を大事にしようと思いました。人は一人では生きられない。周りの支えがあるから、今の自分がある。だから、周りの人に感謝しないといけないと思う。

・坂下さんの病気のときの写真は、すごく老けているなと思いましたが、目の前で話をしている坂下さんは、とても若々しく、とても心の強い人で優しい人なんだと思った。それは、坂下さんが今まで辛い事を経験し、いろいろ悩んでそれを乗り越えてきたからだと思った。

・僕が一番印象に残ったのは、「人が亡くなってから命の大切さがわかる」と言われたことです。僕もそうだと思う。なぜなら、生きているうちには元気だから、あんまり命の大切さが分からないと思う。自分もこれからの人生の中でいろんなことがあると思うけど、いろんなことを乗り越えて、自分の命を大切にしていこうと思いました。

・命について最近深く考えたことがなかったけど、話を聴いて考えることができてよかった。「命」と「いのち」は、同じ意味やけどなぜか感じる重さが違うと思うのはなぜだろう。これから自分の命とどこまで真剣に向き合えることができるのかを考えるいい機会になった。

・私は、生まれてきて当たり前とは思っていません。赤ちゃんを産みたくても産めない人だっているし、妊娠しても流産してしまう人だっているからです。だから、私は幸福にも無事に生まれたので、「ありがとう「」と言いたい。

・いつなくなるかわからない命やから、大事にしなければいけないと思った。坂下さんの子どもが、闘病生活を頑張ったけど亡くなったのは悲しかった。今、この感想を書いている間にも、小さい命が消えているかもしれないし、病気が発見されているかもしれないということを考えされられた。

・話を聴いて、やっぱり命は大事だと思った。今は「いじめ」にあって自殺する子が多いけれど、命は親からの授かりものだから、自殺は絶対によくないと思う。

・話を聴いて、ますます自分の命を大切にしないとと思った。生きたくても生きられない人もいるのに、自分から命をすてるなんて考えられないと思った。


<後記>
 内容は、私が実際には使っていない言葉が見られますが、それでいいように思います。(たとえば、自死には触れていません)
この学校ではなかったのですが、”かわいそう”に思える人の存在を知ったことで「自分は幸福だと気づいた」といった反応をみるとき、私の話が未熟なことを思い知らされます。いのちの教育はそうした線上にあるものではないので、何とか比較による気づきに留めない方策を、と思っています。