「小さないのち」日々のささやき--恐怖の自転車屋
ホーム
お知らせ 会の紹介 こころのケア 書籍販売 リンク一覧 会報
最新号
一覧へ
坂下裕子の不定期日記 日々のささやき
小さないのちの取り組み
立石由香から事務局だより
Pfizer
2017年10月31日
恐怖の自転車屋
先日の、エステの担当者から聞いた
ある自転車屋での出来事。

小さい子どもを連れた客が、自転車の修理を頼み
修理が終わった時
財布を忘れて来ていることに気付いた。
すると店主、「子どもは置いてって」と言ったと。

なんてことを・・・
私、思わず、身震いがした。

  お母さん、置いて、取りに行ったのだろうか
  子どもは泣いたんじゃないか
  もし追いかけたら、あの道は、車に跳ねられちゃう
  おとなしく待ってたのだろうか
  そんなこと、恐怖体験として残るんじゃないか

私が妄想におちいっているうちに
エステの人は、すでに別の話題に入っていたが
私は迷走した。

そして、数日が過ぎて、きょう
ダイキから、自転車の修理に行ってほしいと頼まれた。

ついこの間、直しに行ったばかりなのに?
3千円払ったって、言ってたよね。

直ってなかったらしい。

どこの自転車屋なのか、聞いて、びっくり。
あの恐怖の自転車屋だった。

え〜 行きたくないよー と思ったが、
ダイキは毎日、朝も夕も、部活なので、代わりに行くしかない。

店のドアを開ける手も震えた。
事情を話すと
「1時間くらいで取りに来て」とだけ言われた。

あの店主のことだから、
また3千円と、言われるんじゃないか?
それって、払う必要あるんだろうか?
何て言えばいいんだろう?
ごちゃごちゃ言ったら、嫌なこと言われそうだな。
でも、人質に取られる子供はいないから、そこは大丈夫。

いかん。いかん。
また妄想に入っている。

1時間経って、戻ったら、
「できてるよ。何度もすみませんね」と
すんなりと、爽やかに、自転車を渡してくれた。

あれれ?
「子どもを置いて行け」事件は ←事件にまでしちゃってる
なかったんじゃないか?

ひょっとして
「見ててあげるよ。ここで待ってたらいいよ」
なーんてことだったのかも。

うわさ話ほど、恐ろしく怖いものはない。